種もみの準備作業　

平年よりも雪の残る中、今年の米作り作業がいよいよ始まりました。まずは、種もみの準備作業である「塩水選」という作業からスタートです(^_^)/
この時期になっても育苗ハウス内は雪に覆われて・・・・・
塩水選は塩水を用いて浮いた悪い種を取り除く作業です。 　この作業をすることで、生育不良や発芽不良になりやすい種もみを除き、病気の無い健康な苗を作る事ができます。
昨年は異常気象の影響で水稲の品質低下が問題となりましたが、その影響か、今年の塩水選で浮いた種もみは多かったような気がします。 　現在、福島県では東北関東大震災による原発事故を受け、農作業を遅らせるようにという指導をしていますが、さすがに平年よりも気温が低い日々の続いている会津の農家は、この時期から準備を始めないと遅らせるというよりも遅れてしまう状況です(^_^;)

今週のアスパラ畑　

先週ビニールを被せたアスパラハウス内は、雪もほとんど溶けてしまいました。内側のビニールを被せる時期なのですが、原子力発電所事故の影響を見極めてからの作業にしようと思っています。 　露地アスパラの畑はまだまだ雪が積もっていて、まだしばらくかかりそうです。
とにかく原発事故が終息しないと、安心して野菜の栽培が出来ないので、早期の解決を望むところです。

「暖かくなってきました(^_^)」

どんどん雪が溶けていく今日この頃ですが、冷え込んだ朝は氷が張り霜柱ができます！寒いとなかなか布団から出られませんが、ちょっと早起きするとこういった景色が見られるので、早起きも悪くないかな〜(^^;)
文と写真：ちえこ 「斎藤千恵子の農家日記」はこちら

編集後記

地震発生から半月以上が過ぎました。被害の大きさは想像を絶するものであることが明らかになってきています。 　我が家のある喜多方市山都町では地震の直接の被害が見えるわけではありませんが、ガソリンスタンドの列だったり、福島県農産物についての話題などで地震や原発の事件が事実であると感じることができます。 　一刻も早く、地震前の状態に戻れる事を祈りたいと思います。 　斎藤家農業新聞、次号は２０１１年４月３日（日）ごろ更新予定です。どうぞお楽しみに (^_^)/
	今週もガソリンスタンドには車列が・・・・・