このコーナーもあまり更新していませんでしたが、書かずにはいられない出来事があったので久々の更新です。

　今年は昨年よりさらに米の値段が下がってしまいました。皆さんは米の値段が下がってうれしい立場、嬉しくない立場どちらでしょうか？

　もちろん、我が家は専業農家、さらには稲作中心と言うこともあって、米の値段が下がるということは全然嬉しくない事です(^_^;)。二年前の会津産コシヒカリ一俵（６０Ｋｇ）の値段（農家が農協に出荷する値段）は、約二万円。昨年の値段は約一万八千円。今年の値段は約一万六千円と一年間に二千円くらいずつ確実に下がってきています。一年間に１人が食べる米は約一俵だそうですが、今や一番値段が高いコシヒカリでも一俵２万円でお釣りが来る時代です。ほんの１〜２日働けば一年分の米が買えてしまうのです。

　一年に二千円ずつ下がると言うことは、一年に我が家の収入が百万円くらいずつ減っていると言うこと。つまり、単純に二年前の収入と比べて二百万円くらい減ってしまったという事になるわけです。さらに追い打ちをかけるように、来年は今年よりも減反面積を増やす方向で国は動いているようで、米を生産する事から得る収入は確実に減ってしまう事が目に見えています。

　斎藤家が米中心の農家でなくなる時期も近いのか？などと怖いことを想像してしまう今日この頃。みなさんは米の値段、どう思いますか？
 

２０００．１０．０２　斎藤　純