週刊？斎藤家農業新聞　第３号

　斎藤家でも予定通り今月の２０日より稲刈りを始めました。この日は、家の前にあるササニシキの田を４枚刈りました。刈り始めにコンバインの調子が少し悪かったのですが、調整後はとてもスムーズに作業を進めることが出来ました。当日は快晴で、真夏のようなとても暑い日。結構大変だったようです。

　刈り取り後は、乾燥機に入れて乾燥します。約１２時間ほどで乾燥終了。次の日は雨だったので、その間に籾すり、袋詰めを行いました。


コンバインからトラックへ移し替えられます。	袋詰めされたササニシキ。こうして農協へ出荷されていきます。

　２２日までに「ササニシキ」の刈り取りは終了しました。今年の斎藤家のササニシキの出来はまずまずということです。現在は「ひとめぼれ」を刈り取り中です。斎藤家では、品種で言うと「コシヒカリ」がメインなのですが、コシヒカリの刈り取りはもう少し後になります。

　前回のこの新聞でも「台風接近」の話題を出したばかりですが、稲刈りが始まったばかりと言う２２日夜に、またまた台風が接近しました。今回は、籾殻排出場所に張ってあった防風ネットが倒される被害がありました。また、トラクター雨よけ用のビニールシートが強風にあおられ破れてしまいました。もちろん農作物もより一層、倒されてしまったようです。

強風で倒れた防風ネット。

　稲刈りにも影響を与えました。雨により田の中が柔らかくなったため、コンバインを思うように動かすことが出来ず、いつもより刈り取りに時間がかかっています。この台風の後、天気の良い日があまり続いていないので田が乾燥せず、苦労しています。

　秋は収穫の季節ということで、斎藤家の林にあるくるみを拾いに行って来ました。台風による強風のため、たくさんのくるみが落ちていました。このくるみは栽培しているのではなく天然物です。昔はくるみを割って実を取り出していましたが、今は割らずに売ってしまいます。

　遂に稲刈りが始まりました。あと一月ほどかかりますが、この稲刈りが終わると冬もぐっと近くなります。ぜひ、農家の皆さんが一生懸命に作った新米を味わって食べてみて下さい。