週刊？斎藤家農業新聞　第２号

　山都町でもあちこちで稲刈りが始まりました。稲作では、最後の大仕事です。斎藤家でも稲刈り秒読み段階、と思っていた今月の１６日に、なんと台風５号が接近しました。

　すごい強風が吹き荒れ、トラクターの雨よけに張っていたビニールシートがもう少しで吹き飛ばされる程になり、いそいで撤去するという一幕もありました。また、籾殻排出用に設置していた円筒管も風にあおられてバラバラにはずれてしまいました。

　しかし、最大の被害は、稲の倒伏です。もう少しで刈り取りという時期に強風が吹いたため、多くの田で稲が倒れてしまいました。稲が倒れると、刈り取りに少し手間がかかるのと、水分が田に残っている場合に穂発芽と言って、穂についている籾から芽が出てしまう場合があるため、品質が低下するという問題があります。少しでも早く刈り取りたい状況です。

　また、この台風の影響で倒れたのは稲だけではありません。今年から作り始めた大豆もご覧の通り倒れてしまいました。

　さらに、先日の長雨でも大きな影響を受けたそばですが、順調に生育していた畑も、今回の台風の影響で、全て倒れてしまいました。本当に全滅してしまうのでしょうか。

　稲刈り前にはいろいろと準備することが多く大変です。斎藤家では、やっと全ての準備が整いました。小屋の乾燥機と、コンバイン、脱穀機の整備、さらに水田周りの除草などです。予定では明日２０日より今年の稲刈りを行う予定です。天気は大丈夫でしょうか・・・・・。

　ここ２ヶ月間で長雨、台風と、農業をするに当たって自然の力のすごさを見せつけられました。早く、秋の収穫を一段落させてしまわなければ安心できない今日この頃です。