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農薬庫(殺虫剤)


1.シクロパック粒剤

シクロプロトリン粒剤 

毒性 普通物

魚毒性 B類相当

主成分 シクロプロトリン5%

 投げ入れ用の殺虫剤。水田の外から投げ入れるだけで効果を発揮します。そのため、手間がかかりません。イネミズゾウムシとイネドロオイムシに接触剤として速効的に作用します。

 斎藤家では、イネドロオイムシが発生した水田に使用しました。


2.バイジット乳剤

MPP(フェンチオン)乳剤 

毒性 劇物

魚毒性 B類相当

主成分 MPP50%

 有機りん系殺虫剤で、安定性が高く、残効性にすぐれる農薬です。接触、食毒作用のほか、浸透移行性の高いのが特徴で、食害性害虫と吸汁性害虫の両方の害虫に効きます。

 斎藤家では、大豆の害虫駆除に使用しました。


3.キヒゲン

チウラム水和剤

毒性 普通物

魚毒性 C類相当

主成分 チウラム80%

 殺虫剤に分類しましたが、スズメ、野ネズミ、鳩等の忌避剤です。さらに殺菌作用として、大豆の紫斑病に効果のある薬剤です。種子に紛衣処理します。処理前後の識別のために、赤い色の識別剤もセットされています。

 斎藤家では、大豆播種前に種子に紛衣処理しています。


4.DDVP乳剤

DDVP乳剤

毒性 劇物

魚毒性 B類相当

主成分 DDVP50%

 有機リン系殺虫剤で、接触毒、ガス毒、食毒として作用します。分解が比較的早いので、収穫近くまで使用できますが、予防的な効果は劣ります。そのため、害虫の発生時期に、薬液が害虫に十分付着するように散布します。

 斎藤家では、アスパラの害虫駆除に使用しました。


5.スミチオン乳剤

MEP乳剤

毒性 普通物

魚毒性 B類相当

主成分 MEP40%

 有機リン系殺虫剤で、人畜に対する毒性は低く、害虫に対して接触毒、食毒として選択的に作用します。植物に対して深達性があるので、食葉性、潜葉性、吸汁性それぞれ広範囲の害虫に対して有効です。

 斎藤家では、水稲の害虫駆除に使用しました。


6.アディオン乳剤

ペルメトリン乳剤

毒性 普通物

魚毒性 B類相当

主成分 ペルメトリン20%

 ピレスロイド系殺虫剤で、即効性と共に残効性にも優れ忌避作用も認められる薬剤です。接触毒性で浸透移行性はほとんどありません。

 斎藤家では、野菜全般の害虫駆除に使用しました。


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